2017年8月号
富士薬局ジャーナル
先日、NHKで40代独身が日本を滅ぼすという、何やら恐ろしい番組がやっていました。近年急速に発達しているAI(人口知能)によると、一人暮らしの40代が増えると、自殺者、餓死者、空き家が増える等、マイナスの影響が大きいという驚きの内容でした。
番組ではどうしたら40代独身が減らせるかというアプローチをしていましたが、決して40代独身者が悪いのではありません。
おそらく40代独身者が抱えるストレスを現代社会が救えなくなっきているということが大きな問題なのだと思います。
昔は家族や町内会といった小規模な「ばしょ」が色濃くありました。一方、ネットやSNSが発達した現代では、リアルな痛みのない「ばしょ」をより所にする人が増えたのだと思います。
SNSを上手に利用しリアルな「ばしょ」を築ける人はよいのですが、人付き合いの苦手な独身者は、現代においてますます孤独に追いやられているように感じます。
当薬局が、より所の「ばしょ」の一つとなれればと願っています。