2022年11月号
富士薬局ジャーナル
今年も残すところあと2か月となりました。緑の葉が色づき始め、秋を感じることも増えてきましたが、朝晩の空気の冷たさは秋を通り越し冬の訪れを感じさせます。
今年のコロナの感染者数はおそらく年末にかけて上昇し、夏の時期以上に解熱剤や抗原検査キットの需要が高まることが予想されます。今の時代は冬に備えることも少なくなりましたが、自分自身や大切な人を守るためにも早めの準備をお勧めいたします。
時代の流れを読むという点でいうと、当薬局はどこか時代に取り残された遺物のような薬局と感じる方も少なくないかと思います。
先日は国から全ての保険医療機関のオンライン資格確認の導入を原則義務化するという通達がありました。わかりやすくいうと、マイナンバーカードで患者情報や処方箋の内容を管理する体制を皆さん一斉に整えましょう、ということで、保険調剤をあまりしてない当薬局も例外ではありません。
時代の流れを読むときに注視したいのは、変わることで得られるものと失うものについてです。私たちの周りにある大切なことのほとんどが非効率で意味のないものであるこの世界に対し、果たして効率ばかりを追い求めて大丈夫なのだろうかと感じるのです。