2021年8月号
富士薬局ジャーナル
暑中お見舞い申し上げます。
まだまだ暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。いよいよオリンピックが開催されました。スケートボードやフェンシングなど、知らなかった競技の面白さを知ることができ、私は楽しんでみています。一方で、国民の中にはコロナ禍の開催で中止を希望されていた方もいらっしゃると思います。その方から見るともしかしたら私は非常識で無責任な人なのかもしれません。
私は薬局を経営している一方で、健康について考えることが多いのですが、日本の憲法には「健康で文化的な生活を営む権利」というのがあります。北朝鮮の脱北者が映画や音楽を楽しむことが許されなかったと聞いた時、文化的であることは人間らしく生きることと関係があるのではと思うようになりました。
コロナは私たちからいろいろなものを奪い、今でも映画、音楽、スポーツ、飲食、旅行など多くが規制されています。文化的に生きる権利を奪われたくないという思いは私の中にあって、今日もまた健康と文化の境目でどうにかバランスをとって生きています。
いつか皆様が毎日笑って過ごせる日が来ることを願っております。