2019年7月号
富士薬局ジャーナル
天気や気温の移り変わりが激しく、着る服に頭を悩まされる今日このごろ、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
長男は今年から中学生で、親の小言に何かとストレスを感じるお年頃です。
心と体のバランスが崩れていて、自分でもどうしていいか分からない状況なのでしょうか、上手くいかない自分にイライラし、声を荒げ、周りにあたったり、自分を責めることもあります。
周りから見れば、大したことではないことでも、本人にとっての自分自身は、あまりにも未熟で無力で、絶望を感じることもあるようです。
自分というのは、自分から見た自分と、他人から見た自分でできているといいます。
「自分のことは自分が一番わかっている」とか、「(他人の)あなたに(自分の)何がわかる?」と言った経験がある人も多いと思います。。
自分と他人は違うのですから、わからないのは当然ですが、先ほども述べたように、自分というは自分が思う自分だけではできていません。
自分が思う自分のほかに、他人から見た自分というのが、自分の一部としてあると思うのです。
だからこそ、自分はダメだと思っても、ダメだと決めつけないでほしいのです。
あなたの一番近くにいる人は、他人ですが、決してあなたをダメとは思っていないのですから。
長男は体や気持ちが弱く、不器用で、空気が読めないところがあります。
でも、弱さというのは、時に弱い人の心に寄り添うことができます。
不器用で空気が読めないということは、時に実直で、信頼され、愛されたりします。
あなたのことを思って、見てくれる人は必ずどこかにいます。
決して一人ではないということを忘れないでほしいと願っております。