2017年10月号
富士薬局ジャーナル
今年も早いもので10月になりました。
明け方は少し肌寒く、晴れた日は暖かい日差しもあって、散歩をするのにとてもいい季節になってきました。
さて、今回はビタミンDのお話をしたいと思います。
ビタミンDは今から100年ほど前に英国で発見されました。当時、英国では「くる病」という骨の病気がはやっており、タラの肝油がこの発症をおさえたことから、肝油に含まれる「くる病」を抑える成分としてビタミンDが見つかりました。
ビタミンDを多く含む食品、といわれてもピンとこない方も多いと思いますが、実はビタミンDを含む食品は魚とキノコ類くらいで、他の食品にはほとんど含まれていません。
魚やキノコを最近食べてないな…、と不安に感じる方はご安心ください。このビタミンはビタミンの中でも珍しく、日光に当たることで皮膚から自然に合成されるビタミンなのです。
実は「くる病」が流行ったのはイギリスのスコットランドで、日照時間が少ない地域だったのです。
晴れた日はどうか、日の光を浴びて気持ちの良い時間をお過ごしください。