2017年2月号
富士薬局ジャーナル
先日、稀勢の里関が横綱に昇進しました。19年ぶりの日本人横綱ということで土俵入りでも大勢の人が明治神宮に集まったようです。
稀勢の里は昔の昭和のお相撲さんのようで、インタビューでもあまりしゃべらず、不器用な関取なのだと思います。
私も自己表現が苦手な人間なので、不器用で実直な稀勢の里にはそのままでがんばってもらいたいです。
稀勢の里のお父さんがインタビューに出ていましたが、整然としっかりした言葉でお話しされていました。稀勢の里に対して「おめでとう」より「気の毒」といったのは不器用に歩んできた息子を想う親心だなと思います。
世の中には不器用な人がたくさんいます。周りを見渡せばみんな器用に世の中を渡り歩いているように見えますが、実際はうまくいかないことは誰しもが持つ悩みなのだと思います。
せちがらい世の中ではありますが、自分のペースで不器用のまま歩んでいきましょう。