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漢方薬紹介

四物湯(しもつとう)

解説

当帰、芍薬、川芎、地黄の4味からなる漢方薬で血虚に用いられます。4味はいずれも血、陰液を補う生薬であり、血液と潤いを与えます。したがって貧血傾向、乾燥傾向があればまずは考えたい基本処方であります。

肌や唇が乾燥傾向で便が硬く、冷え性の女性の方に特におすすめです。

中医学において地黄は清熱薬として用いられることからも冷え性に対してあまり用いられませんが、実際に血虚の冷え性の方が四物湯を服用すると温かくなったと実感されます。

高齢者の膀胱炎などで猪苓湯が頻用されますが、明らかな血虚を伴う場合は四物湯と合わせるとより効果的に症状が改善されます。これは四物湯のもつ清熱活血作用によるものと推測されます。

煎じ薬で冷え性に用いる場合は生地黄よりは熟地黄の方がよく、皮膚疾患や膀胱炎などの炎症がある場合は生地黄がよいです。

陰虚血虚の基本処方であることから四物湯から派生した漢方薬は数多く、煎じ薬を考えるうえでも、とても大事な処方であります。

構成生薬

  • 当帰
  • 芍薬
  • 川芎
  • 地黄

適応症状

  • 貧血
  • 冷え性
  • 便秘
  • 生理痛、生理不順、月経過多

 

 

注意

  • 胃腸の弱い方は、胃もたれや下痢・軟便をおこすことがあります。ご注意ください

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