竜骨(りゅうこつ)
概要
古代大型脊椎動物の骨格の化石。炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどを主成分とします。
- 味:甘・渋
- 帰経:心・肝・腎
- 中薬学:鎮静安神・固精・平肝潜陽
- 臨床応用:精神安定をはかり、けいれん発作を鎮める。気虚を補い汗を止め、遺精を治す。陽虚による出血を止める。腎・腸の陽気を補い、下痢を治す。外用して、口の塞がらないできものを治す。精神不安によるけいれん発作、動悸、不安、健忘、不眠多夢、自汗、寝汗、遺精、小水混濁、吐血、鼻出血、血便、不正子宮出血、帯下、下痢脱肛、長期間傷口が塞がらない潰瘍を治す。
代表的な漢方薬
- 桂枝加竜骨牡蛎湯
- 柴胡加竜骨牡蛎湯