2021年5月号
富士薬局ジャーナル
やっぱり密が好き?
新緑がまぶしい5月、散歩にはちょうどいい季節にもかかわらずマスクを強いられる上に、外に出ることもはばかれ、まさに“息のつまる”毎日かと思います。
ニュースでは若者たちが日ごと渋谷の街に密集し、夜の街を路上で密に飲み明かすなどと報道されております。三密なんていいますが、私個人でいうとそもそも密集したところは嫌いなので行かないし、酒も飲めないし、友達も少ないので夜の街にくりだすこともありません。密には縁がないな、と朝のんびりと散歩をしていると橋のたもとにきれいなコスモスをみかけ、ふとこう思ったのです。
密だな、と。
思えば、私たちは春になれば桜の花びらが密集した木々を眺め、葉っぱの密集した木々が並ぶ公園や山を歩き、満天の星々が密集した夜空を眺めるわけで、どうやら潜在的に、本能的に私たちは密なるものを求め、何か大きな力をもらっているようにも感じるのです。
皆さんもそろそろ密が恋しくありませんか?