2020年5月号
富士薬局ジャーナル
大変な世の中だからこそ
世界的な自粛生活で、閉塞した毎日を強いられている中、一人の医療従事者としてどうお声を掛けたらよいかというのは悩むところではあります。人類初の事態において、多くの方が知恵を出し合い、少しでも事態が収束することを心から願っております。
人間はどんな環境でも適応する能力がある一方で、とても弱い生き物でもあります。他者の無神経さ(または神経質さ)に腹を立て、ストレスのはけ口を失って爆発することも多いと思います。
どうか、他者への寛容さを忘れずに、自分の常識を他者に押し付けないようにしてください。
そして想像力を大切に、誰かを排除したり差別することなく、自分だけはと意識を高く持ち、時には余裕をもって、毎日少しでも日の光を浴びて、一日一日を健康に過ごしていただきたいと心から願っております。